虚無脱出

虚無を脱出している途中

劣等感、自己肯定

今回は「周りの人が自分よりもできる人で自分が無能だから押しつぶされそう」「自分の無能を自覚していて自己肯定ができない」といった思考を改善して断ち切る方法について考えていきます。

といっても僕はそこらへんにいるごく普通の大学生(2018年11月現在)なので社会に出て人生経験がある大人の方に比べたら全く深いことは述べられませんので、あくまでこれは大学生以下へ向けての記事になりますご了承ください。

僕は高校生の時からつい最近まで劣等感に悩まされ自己肯定感が恐ろしく低かったのです。というのも、中学校までは公立の中学校に通っていて成績が良かった方で、自分にとっては「成績」が良いというのが自分のアイデンティティだったのです。が、県内でも有数の進学校に進学したことにより、見事に埋もれてしまったのです。思春期の僕にはとてもつらいことでした。部活などその他のことで秀でられれば良かったのですが、それも能わず。もともとどんくさい人間なので、委員や部長をやっても自分の根底の性分から向いてないことが分かり事実全くうまくいかずに何をやっても無能だと感じネガティブな思考をする癖もあり慢性的に自分は人より劣っているのだと抑うつ状態でした。

しかし、最近では慢性的な劣等感を感じることはなくなりました。特にターニングポイントといえるきっかけはないのですが、高校を卒業して、大学に入って高校より生い立ちも多様な同年代がたくさんいる環境に身を置いたこと、バイトを始めたことにより視野が広がったことが理由の一部かと思います。

人間はすべての面において誰かに秀でることはできないのです。確かに比較的多くの分野がまんべんなくできる人と、自分にかっちりハマる、向いている分野が少ないという人の違いはあるかもしれませんが人間はひとつのものさしだけで能力は測れないのです。Twitterで「俺は速水もこみちにはなれないけどもこみちもまた俺にはなれない」という迷言を見たことがあるのですが、まさにその通りだと思っています。

自分よりルックスもよくて勉学も秀でてる人でも、自分の方が人のことを考えて行動するのはずっと得意である。自分が毎日欠かさずしてるTwitterのツイートのキレは陽キャウェイ就活無双大学生よりも素晴らしい。といったような小さな自己肯定を積み重ねることで劣等感の呪縛から解放されます。断定することはもともと好きではないのですが、これは確実に言えます。

あなたが秀でているところは必ずあるので、自分が能力を発揮できる環境に身を置くか、自分が得意になれる趣味などを見つけてみましょう。