虚無脱出

虚無を脱出している途中

【閲覧注意】ただの陰鬱な文章

虚無状態や鬱気味な気分を脱却しようという前向きなブログを書くつもりでいたのですが最近心の中が負の感情でいっぱいになっています。

そこまでできるわけでもなく元の頭も良くないのに興味のあることが勉強や学問、文章を書くことだけの人間に育ってしまう最悪のパターンとなってしまいました。単位が足りて何もないまま大学を卒業してしまうことに何の焦りも生まれなくてその無気力な自分に対して情けなく思っております。


幼い頃から勉強は好きでした。小学生のときまで家にある図鑑を読破し恐竜や天文、地理など書いてあるものを暗唱できるくらい好きで覚えられていたものです。

中学生になり受験期に塾に入ると世間には自分より地頭が良く勉強ができる層がたくさんいることを知ります。日本の端にある田舎出身なものですから、お受験や受験競争は都会に比べたら穏やかなもので、幸か不幸か思春期以前に自分よりできる同級生を見たことがなく自分は何も特別な存在ではないんだということを知りました。これは当時の自分にはとてもショックでした。スポーツや音楽などに秀でていればまだプライドを保てたと思うのですが、自分の中で一番高いスペックが勉強だったので、得意なはずの勉強ですら自分より少ない努力量(実際には皆努力をしているはずなのですが、筆者から見たらそう見えたのです)で遥かに上の位置にいる同年代の存在が脅威でした。

高校は第一志望の学校に入れたわけですが、県内トップレベルの学力を持つ子が多く入ってくるところだったので中学の時以上にプライドが傷つきます。英語が得意で中学のときは勉強しなくても自分より高い点数を取る人は周りにいなかったのでいい気分になれましたが高校では得意な科目ですら人並みの努力だけではトップクラスの順位になれず。自分の相対的な頭の悪さに嫌になる毎日でした。

特に一番ショックだったのは大学受験。判定も良く3年間志望し続けていた大学に落ちてしまいます。努力は平気で人を裏切ってくる。打たれ弱い自分はその事実に打ちのめされて、第二志望の大学で漫然と過ごし本当に馬鹿になってしまいました。縁あって志望していた大学に途中から編入できたものの漫然と過ごしていた時間が長く基礎学力が足りないため努力しても単位をぼろぼろと落とします。本当に無能だ、と心の中の何かが叱りつけるのでした。

もちろん世界はそれだけではないと思い、働くという分野において自分は適性があるのか確かめたく、(もっとも、小遣い稼ぎの理由が9割でしたが)バイトを始めてみるも要領や手際、愛想が悪く上の人から怒られたりもう少しちゃんとやってくれないかと小言を言われることが多く、ここでもプライドは打ち砕かれます。

趣味(ここではジャンルは伏せますが)も、それなりに努力しているのに出来は悪くセンスがないと自分でも感じることが多く、経験年数の割に本当にひどいもので、好きなことですらこのざまなのかとまたもや自分に失望。

安定して金を稼いでいける将来やりたい仕事や目標も決まっておらず悶々とする日々が続いています。前の記事で書いたように手を動かしたり何かに挑戦したり、順位や人の評価を気にしないということに気をつけていてもふとした瞬間のマイナス思考のグルグルが止まらず苦しんでいます。どうせ何をやっても自分の能力ではうまくいかないという思考から抜け出せないのです。せっかく編み出した虚無脱出方法も限界のようです。

煙のようにさっと消えられたらどれほどいいか。こんな陰鬱な記事を書く暇があったら寝てコツコツと努力するだけでマシになることはわかっているのに...とても悔しい。そしてこんなことを悲劇のヒーローぶって書くのもとても格好が悪い......